2 20, 2003
■アントレプレナーシップ論(その1)■

 あるクライアントさんと討議している中で、いつも出てくる論議に、「カボチャ」と「メロン」議論がある。唐突なたとえだが、どちらも、人間にとって必要なものであるが、一方が他方の代わりになることはない。と同じように、人間もアイディアマンであるがインプリまでいかないタイプとアイディアさえあれば、先にどんどん進めて具体的な形にする人間である。両方の性格をもっている起業家はまれで、多くが強弱を持っているようだ。
 問題は、この人間性をどうとらえ、見抜き、その良さを当事者意識を持ち、進めるかが起業家を生むエッセンスになる。詳細は、弊社も企業秘密だが、この進め方の善し悪しで、同じ起業家でも結果を早く出せる場合もある。

Posted by hmatsumoto at 10:02 PM
2 05, 2003
【地元料理と文化】

先日クライアントの方々と赤坂にある某沖縄料理レストランで会食した。昨今の讃岐うどんブームや昨年の狂牛病問題など食に関わる話題には事欠かないが、レストラン事業も従来の中身一点張りから接客サービス、店内の造作、リピータの獲得合戦などに推移している。ラーメンに詳しいtoniyanに聞けば更に内容が膨らむであろうが、今回の話題は地元料理と文化である。
 沖縄料理には豚を食材にしたものが多い。豊富なビタミンを含み、多くの点で長寿大国の沖縄を支えているこの素材は、琉球王国時代からの風土と歴史、自然が融合して文化として昇華している。
 那覇空港では近代的で大規模であるためかそれほどかんじないが、離島の空港では、この料理と文化の遭遇がある。ソーキそばを待合室で食べながら、土地のおばあ達の声を聞くと、そばもおいしくなり、新たな一味が加わったように感じるのは私だけであろうか。

Posted by hmatsumoto at 01:50 PM