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March 26, 2004
ふと思い出したコト

江島さんのBlogの新しいエントリー「シリコンバレーでの挑戦に向けて(ちょっとTrackBackするのも情けない内容なのであえてしませんが)」を読ませて頂いて、じーんと来るものがありましたが、江島さんの幼少期のお話を読ませて頂いて、私も当時「パピコン」と呼ばれたNEC不朽の名作(あれで家庭にパソコンが浸透していったんじゃないかぐらいいまだに思っていますが)、PC-6001を使い始めた頃のことを思い出しました。

そしてはたと思い出したのですが、私の逸話としてDOOMの話は橋本さんのBlogで取り上げて頂いたこともあってよくご存知の方も多いのですが、実はもうひとつ逸話があって、当時(小学校4年生でしたが)PC-6001にはまりつつも、ワープロなるものを使ってみたかった私は、たまたまワープロソフトの会社が実施していたソフトウェアパッケージのキャラクター名称募集に応募して、なんとそれが採用されてしまったということがありました。

そのソフトは、当時は東海クリエイト(現クレオ)という会社から出ていた、これまた有名なワープロソフト、"ユーカラJJ"というソフトでした(そしてコアラがモチーフとなったそのキャラクター名には「カララ」という名前を付けたのでした)。しかし悲しいことに、「なんとか動くに違いない」と勝手な思い込みで応募したそのソフトは、実は江島さんが持っていたと書かれていたPC-6001mkII用で、結局私は全然使えなかったというオチがあって、ちょっとイタイ感じだったりします。

今思えば自分でも変な小学生だったと思います。当時必ず学校でやらされる「将来の夢」という宿題に、「ソフトウェアハウスの社長」とか書いていましたが、周りはパイロットとか野球選手とか書いていたので、相当浮いていたような気がします。が、ちょっと方向性としてはズレているかもしれませんが、気が付けばIT系メディア企業の社長をやっていたりもする訳で、今思えばその頃コンピューターに触れたインパクトは相当なものだったのだと思います。まさしく人生を変えた1台、ということでしょう。

ところで旧東海クリエイト、現クレオさんはその後どうなっているのだろう?と気になって調べてみましたが、1990年にJASDAQに上場、2003年3月期の決算では連結で、売上高で100億円を超える企業になっていました。ユーカラシリーズの販売は83年からとのことだったので、隔世の感がありますネ。

Posted by mitarai at March 26, 2004 03:10 AM | TrackBack
Comments

なつかしい。あたしもPC-6001には人生変えられました。
PC-6001の新製品発表会用デモプログラムが生まれて初めてお金をいただいたプログラム。以来、初めてパッケージソフト作りにかかわったのも、初めて本を書いたのも、初めて雑誌連載したのも、ぜんぶPC-6001です。
あれがなかったら、今は何をしている人だっただろう。

Posted by: ひぐち on March 31, 2004 08:21 AM

私も近年特にそう思いますね。あの頃家庭向けに販売されたああしたパソコンに触れていなければ、今この仕事をやっていなかったと思います。

PC-UNIXも、そういう意味では可能性を開いてくれた1つのキーでしたね。当時ああいったものがなければ、ネットの仕事もここまでは出来ていなかったと思います。PC-UNIXの開発者達は本当にいつもRespectです。

Posted by: mitarai on March 31, 2004 02:35 PM
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